マルシェ出店報告 10月12日
10月12日、アークヒルズ・アークカラヤン広場にて開催されるヒルズマルシェに出店させていただきました!
マルシェ二回目ということもあり、「どうすれば商品、生産者さんの情報を的確に伝えることができるのか」「魅力はどうやったら伝わるのか」
こういったことを、レイアウト、ポップ作りをする上で考えました。
その中の一つの取り組みとして、「価格の決定権をお客さんに委ねる」というものがあります。当日、途中諸事情により断念はしてしまいましたが、なぜこの取り組みをしようとしているのか、この取り組みの詳細についてここに綴ろうと思います。
私たちがマルシェをする上で大事にしていること。それは、「ただ買ってもらう」ではなく「商品を通した魅力の発信」です。ただ買いたいものを買うことは正直、スーパーでもできることで、それ以上の何かをお客様に届けるためにWin³はマルシェを開いています。そのうえで、私たちは実際にその地へ赴き、生産者さんの声を聴いたからこそ、しつこいと思われるくらい商品について、生産者さんについて、その地について語りたい。語ったことで、ただ買うときとは違う視点を持って商品を見てもらいたい。それらは、正直お金で表せるものではないけれど、知ったことで感じた魅力、その商品の価値を何かの形にする。
こういった思いが、「お客様さんに価格の決定権をゆだねる」という取り組みを生み出しました。
しかし、マーケティングを考えるうえではとっても間違っている。
私たちは、今回のマルシェで自分たちの活動指針とそれらマーケティングの考え方の間にある対立関係をどう共存させるか、という壁にぶち当たりました。
「商品について、生産者さんについて、その地について、すべて知ってほしい。そして、食べてもっともっと知りたい、食べたい、行きたいと思ってほしい」でも、自分にとって興味ないことをべらべら話されてもっていう気持ちもすごくわかる。
これらの落ち所はどこにあるのか。
たぶん正解という正解はなくて、Win³がマルシェにおいて、何を達成したいのか、その目標次第で自分たちが決めていくべきところだと思います。
まだまだ、考えるべきところはたくさんあって、改善点だらけのマルシェでした。
それらの反省会含め、今回マルシェ後に、「石川農業女子」の方々と講習会を行い、交流させていただきました。
農家さん視点の貴重な話もたくさん聞かせていただき、すごく濃密な時間を過ごすことができました!
このような機会を設けてくださり、本当にありがとうございました。
現状、Win³の活動は志ある学生が何かやっている程度で、大きな影響力はない。
生産者さんに、お客さんに。地方の人に、都会の人に。これらの人にとって、そして私たち自身にとっていいもの、すごいことをするには、もっともっと大きくなる必要があります。
マルシェを開催する度大きな壁にぶち当たるけれど、それらの経験から吸収するものが確実にあって、得た反省点や吸収したものを次に次につなげることができる団体がWin³です。
私たちは本気です。